公認心理師には、実務経験+研修で受験資格が得られるGルートというものが存在します。
このGルート、実は受験申し込みの段階で審査落ちになる人が一定数いるようです。
この記事ではそんなgルートの審査落ちがどうして起きるのかと、対策方法をまとめてみました!
【回避】公認心理師gルートで審査落ちになる人の傾向と対策
どうして審査落ちになるのか?

審査落ちになる方にはいくつかのパターンがあるようなのですが、それについて参考になるツイートを発見しました。
また、G902の方で、登記簿謄本に「~経営する」という文言が含まれている方、登記簿謄本/開業届に、☆心理/こころの/精神/メンタル/心理相談/心理支援等の文言が入っていない方は、必ず☆の文言が入った資料を別に用意されるようにされてください。この二点がポイントと思われます。
— まよい猫 (@UR5ZifB9zAQ8bzX) April 17, 2019
この2つのツイートから、審査落ちになる3つのケースを読み取ることができました。
実際審査落ちになる方はこの3つのケースのどれかに当てはまることが多いようです。
①実務証明書の期間に誤りがあったケース
②施設代表者に職印を押してもらっていないケース
③登記簿謄本に「~経営する」という文言が含めている
登記簿謄本/開業届に、☆心理/こころの/精神/メンタル/心理相談/心理支援等の文言が入っていないケース
審査落ちの回避方法をケース別に解説

先ほど見ていったように、Gルートで審査落ちになるのにはいくつかのパターンがあります。
ケースごとに対策が変わってくるので、それぞれ解説していきたいと思います。
①実務証明書の期間に誤りがあったケース
Gルートでは、施設代表者に実務経験証明書というものを作成してもらう必要があります。実際は要件を満たしているのに、記載方法を誤ってしまった場合は当然審査落ちになってしまいます。
公認心理師Gルートは、2012年9月16日〜2017年9月15日の間に少しでも当該実務をしていて、かつ5年以上働いていることが実務経験の要件になっています。
このルートを活用する人は、教師や看護師、介護福祉士など多種多様ですが、全員に同様のことが言えます。
対策として実務証明書の期間を繰り返し確認すること、記載されている期間が実務経験の要件に当てはまらない場合は書き直してもらうことが必要です。
②施設代表者に職印を押してもらっていない
実務経験証明書には、施設代表者に「職印」を押してもらうことが必須になります。受験の手引きにも”証明印は個人印ではなく代表者印または証明権限者の職印を押印してください”とはっきり書いてあります。
職印とは会社における役職が書いてあるハンコのことであり、名前だけが書いてある個人印とは異なります。
ハンコを押してもらう時には「役職が書いてある職印の押印をお願いします」と伝えた上で、自分でも必ず確認することが対策になります。
③−1 登記簿謄本に「~経営する」という文言が含めている
③−2 登記簿謄本/開業届に、☆心理/こころの/精神/メンタル/心理相談/心理支援等の文言が入っていない
受験の手引きを見るとわかるのですが、Gルートでも勤務先によって”分野施設コード”というものを書く必要があります。
私設の心理相談室などを経営されている方は「902」というコードになるのですが、今回のケースはコード902の人が注意しなければいけないものです。
コード902の方は、登記簿謄本や開業届の提出を求められるのですが、そこに「経営する」という文言がある場合や、心理に関わる仕事をしている記載がない場合、審査落ちされるケースがあるようです。
こちらのケースに関しては、心理職支ネットワークという団体がかなり詳細な対応策についてPDFファイルで公表されています。該当される方はぜひこちらを参考にしてみてください。