メリット① こんなに人と深く関われる仕事は他にない
福祉職は、言わずもがな人と関わる仕事です。介護や身の回りの援助をする直接支援と、相談に乗ったり関係機関との調整を行う間接支援を行いますが、どちらもクライアントのために行われるものです。
誤解を恐れずにいうと、医療職は基本的に治療期間のみ接点を持つ仕事ですが、福祉はその人の一生涯に渡って関わる仕事です。障害や高齢者など、援助を継続的に必要としている人を対象としていることが多いためです。
相談職も直接支援する人も、生涯を支えていく伴走者としての役割が求められます。責任が重いといえばその通りですが、ここまで深く人に関われる仕事は他にないと思います。
メリット② 自分だけで達成しないといけない目標がない
福祉の現場では、基本的に支援はチームで行います。相談機関が総合的な計画を作り、事業所ごとに個別の計画を立てて支援をしていきます。なので、厳密に言うと担当者だけが抱えなければいけない目標はありません。チームで、クライアントのために考えて、一緒に目標のために動いていきます。
ビジネスの世界では、お金を稼ぐことを目的としているのでどうしても個人ノルマというものが出来てしまいます。中には、そのノルマのために精神的に患ってしまう人もいるといいます。反面、福祉は目標をチームで共有できることは大きなメリットだと思います。
メリット③ 給与所得が安定している
「給料が安い」とよく言われる福祉職ですが、給料が安い理由の1つは財源が税金だからです。クライアントからお金をもらうわけではなく、税金で賄われているので事業収入に限りがあります。しかし、それは裏を返せば給与所得や雇用が安定しているということです。
福祉の仕事はクライアントを支えているのはもちろんですが、クライアントの家族も支えています。福祉の仕事がなくなってしまえば、介護や我が子の見守りなどで仕事に出られない人が間違いなく沢山出てしまいます。そのため、福祉は目には見えませんが、ビジネスを支える役割も担っています。
そのため、福祉の仕事のニーズは無くなることはありませんし、給与は税金から賄われているので公務員以上に安定している仕事といって差し支えないと思います。
結論:福祉職に就いていることを誇ろう
僕が考える福祉職のメリット3つを見ていきました。福祉職は①やりがい、②精神的負担の少なさ、③所得の安定性と大きな3つのメリットを持っています。いまだに3Kという言葉を使われることがある私達ですが、それを言ってくる人たちには見えないメリットがあることが事実です。
福祉の仕事についていることを誇りましょう!