この記事では、2022年まで期間限定で使える「学歴に関わらず公認心理師になれる最短ルート」を紹介します。
福祉の仕事を5年以上している人は講習を受けるだけで受験資格を得られる可能性があります!
公認心理師の受験資格は、このルート以外では全て大卒以上の学歴を求められます。
ぜひ記事を読んで、最短で公認心理師資格を手に入れてください。
・公認心理師の資格取得ルートには、2022年まで限定の経過措置ルートというものが存在する
・その中で学歴を必要としないのがGルート
・Gルートは、「5年間の実務経験+現任者講習」だけで手に入る
・2022年の試験を受けるには今年までに講習を受講する必要がある
・Gルートの実務経験は施設職員など幅広い業務が対象なので要チェック
【2022年まで限定】高卒から公認心理師になる最速ルート
冒頭で触れたように、公認心理師の資格取得ルートには経過措置ルートというものがあります。
公認心理師法が施行される前に、実務経験を積んだ人や大学で勉強した人に資格取得のチャンスを与えるためにあるのが経過措置ルートです。
「経過措置」という名前の通り期間限定のルートで、2022年に消滅します。
今年限定で使える最短ルート
今年限定で使える最短ルートは、G:5年間の実務経験+現任者講習ルートです。
なぜか? 公認心理師になるためのルートは、Gルート以外全て大卒以上の学歴が求められるからです。
ちなみに以下の図が公認心理師になるための全ルートです。
(引用:日本心理研修センター)
さて、Gルートが最短ルートというのは、わかっていただけたかと思います。
それではGルートにある「実務経験」とはどのようなものでしょうか?
「心理職としての実務経験」とは?
心理職としての実務経験は、以下の①働いている場所、②労働期間、③業務内容の3つの条件を満たしている必要があります。
①働いている場所:次の5分野
保健医療:病院、診療所、介護療養型医療施設、保健所、介護老人保健施設 等
福祉:障害者支援施設、児童福祉施設、認定こども園、老人福祉施 等
教育:学校、教育委員会 等
司法・犯罪:裁判所、更生施設、刑務所、少年院、保護観察所 等
産業:労働:広域障害者職業センター、地域障害者就業・生活支援センター 等
②労働期間:週1日以上の勤務を5年以上
③業務内容:公認心理師の⑴~⑶の業務
⑴ 心の問題を抱えている方に対して面接や観察をおこない、検査・分析をする
⑵ 心の問題を抱えている方に対して、その解決方法を考え、相談や援助をおこなう
⑶ その本人だけでなく、周囲の関係する方々に対しても相談にのり、助言や援助をおこなう
これを見るととても条件が厳しそうで「自分は違う」と思う方もいるかもしれません。
ただ、これらは発達障害や精神障害の方と関わっている人なら近しい業務をしていると僕は思います。
なので、①と②をクリアしている人は、上長に相談してみてください
どのみち③業務内容に関しては所属法人の証明権限がある上長から承認をもらう必要があります。
行動を起こすことでチャンスが生まれることもありますので、是非行動を起こしてみてください。
ちなみに私自身は公認心理師の試験センターにこのように回答をいただきました。
現任者講習はどこで受けられるの?
現任者講習がどこで受けられるかはこちらで確認することができます。
幸い、これから現任者講習の受講募集をするところが多いのでチャンスです。
私自身、来年の試験に受けるために現任者研修の受講応募をしました。定員数に達していたため受講者は抽選で選ばれました。
最初に書いた通り、Gルートで受験する場合は今年の現任者講習を受けなければ受験資格を得ることができないのでこまめにチェックしましょう。
まとめ
・公認心理師の資格取得ルートには、2022年まで使える最短ルートがある
・大学に全く行かずに公認心理師の受験資格を得られるのは、Gルートだけ
.Gルートは、5年間の実務経験+現任者講習で受験資格を得られる