施設管理者&社会福祉士のマルです。
「社会福祉士の資格って取っても意味ないよね」
こんな言葉を社会福祉士をしている人自身から聞くことがあります。この記事を読むと経済効果や仕事内容の観点から社会福祉士資格の取得メリットがわかります。
結論から言うと、僕は社会福祉士資格を取得する意味は大いにあると考えています。
・より専門的な仕事を優先的に回してもらえる可能性が高い
・資格手当を出してもらえる職場が多くある
・経営者に配置加算が入るため経営視点でも美味しい人材
・業務独占資格じゃないこと=無意味な資格、ではない
【断言】社会福祉士は意味ない資格ではない!4つの理由解説!
専門的な仕事を優先的に回してもらえる

社会福祉士資格を保有していると、専門的な仕事を回してもらえる可能性は高くなります。
なぜか? 社会福祉士は福祉の基礎知識が身についていることが担保されているからです。
社会福祉士は受験資格を取得するまでに必ず専門機関の卒業が必要とされている資格なので、資格を持っている人が基礎知識を身につけているということを管理職は知っています。(参考:社会福祉振興・試験センター)
そのため、新卒でも専門的な仕事を任されることがザラにあります。
施設などで働いている社会福祉士は初めのうちは他の職員と同様に現場で介護などの経験を積みますが、徐々により専門性が高い仕事や相談業務を任されるケースが多くあります。
ただ、多くの社会福祉士が誤解しがちですが「相談支援=専門性が高い仕事」ではないです。直接支援の現場においても、ご家族対応を含めて専門性が求められる場面が多くあり、専門機関で学んできた知識が生かされる場面が多くあります。
社会福祉士のなり方についてはこちら
資格手当をもらえる職場が多くある

病院や社会福祉法人で務める場合、資格手当をもらえることがあります。
もちろん、職場によりますが僕が見てきた中では3000円〜20000円の間で資格手当を出しているところが多いです。
同じ仕事をするにしても、資格手当がもらえるとモチベーションが保てますよね。
1万円の資格手当をもらえる職場で10年勤めれば、その経済効果は120万円。決して小さくないメリットだと思います。
経営者目線でも美味しい人材になれる

社会福祉士を持っていると、経営者から見て美味しい人材になれます。これは雇われている僕たちには大きなメリットです。
どうして美味しい人材として見てもらえるのかというと、病院や社会福祉法人では、社会福祉士を配置することでもらえるお金「配置加算」というものがあります。つまり社会福祉士を雇うことで経営者にも金銭的なメリットがあるということです。
これは社会福祉士が、転職市場で良いポジションを持てるということにつながります。
多くの法人で社会福祉士を取りたがっているので、1つの職場だけに固執する必要がなくなります。仮にブラックな職場に雇われてしまった場合には資格が脱出装置として役に立ってくれます。
社会福祉士は業務独占ではないが、”意味”ある資格
社会福祉士は、「特定の業務を社会福祉士のみができる」というような業務独占の資格ではありません。このことを根拠に”社会福祉士は取っても意味がない”とおっしゃる方がいます。
ですが、それは間違いです。 社会福祉士「だけが」できる仕事というのは確かにありませんが、福祉の専門知識を持っている社会福祉士がいることで多くの場所でクライアントの利益になっています。
例えば福祉の仕事においては、クライアントが思ってもいない困難さを抱えていて、畑違いの関係機関と連絡調整をすることが少なくありませんが、そういった際にも福祉の知識を網羅的に学んでいる社会福祉士がいることで適切な機関につなぐことができます。
まとめ
・より専門性が高い仕事を任せてもらえる
・資格手当がもらえる職場多数
・転職市場で強みがある
・業務独占じゃないけど相談支援以外でも専門性が発揮できる