2017年に誕生したのが心理系初の国家資格「公認心理師」です。
そんな公認心理師には、2022年までは大学など専門機関に行かなくても「実務経験5年+現任者講習の受講」で受験資格を得られるGルートがあります。
この記事では、Gルートで公認心理師を取得する場合にかかる最低費用を解説します。
結論だけ先に書くと、取得に必要な合計金額は94900円〜でした。
それでは詳しく見ていきましょう!
【Gルート】公認心理師の取得費用を計算してみた
取得費用の総額を計算する上で、まずは公認心理師Gルートにかかる費用を書き出してみました。
・現任者講習費用
・講習用テキスト
・国家試験受験料
・登録免許税
・登録手数料
現任者講習・テキスト費用

Gルートでは、実務経験5年に加えて現任者講習を受講することが受験資格を手にいれる条件になっています。
現任者講習を実施している団体は複数あり、受講費用も実施団体によって大きくばらつきがあります。
またオンライン講習と現地で行われる講習どちらも開催されており、オンライン講習の方が1〜2万ほど安くなっている団体が多いです。
令和3年度実施予定団体と、令和2年度実施団体から2例ずつあげると以下の通りです。
令和3年度
●日本総合研究所
オンライン:42000円
対面式:60000円
テキスト:講義代に含む
●播磨講師協会
オンライン:38000円
テキスト:3800円
令和2年度
●メンタルヘルス協会
オンライン:50000円
テキスト:講習代に含む
●日本遠隔カウンセリング協会
オンライン:55000円
テキスト:3800円
※テキストは実施団体が用意する場合と、公式テキストを使う場合があるようです。
国家試験受験料

公認心理師の国家試験を受けるのにかかる費用ですが、28700円かかります。
社会福祉士の試験料が15440円、介護福祉士が15300円なことを考えると少し割高に感じます。
登録免許税・登録手数料

公認心理師試験に合格したあとに、公認心理師と認められるには登録をする必要がありますが、それに関する費用です。
登録免許税が15000円、登録手数料が7200円です。
合計
・現任者講習費用:38000〜60000円
・講習用テキスト:3800円
・国家試験受験料:28700円
・登録免許税:15000円
・登録手数料:7200円
●合計:94900円〜